4コマ漫画エッセイ
とにかく長い、
ちょーさんの自然観察時間。
そのたびに、
時間を気にしている自分がなんだか滑稽に思えてはくるのですが、
買いものの荷物を持っているときなんかに立ち止まられると、
長いです。
とにかく長いんです!
夜あるいていると、
「あ!おちゅきさま!」
といって月を眺めて立ち止まり、ぼー。
よく見つけるなぁというほど遠くの猫をみつけては、
「あ!ねこちゃん!」
といってぼぼぼー。
とっても若いのに、
興奮するでもなく、
ただぼーーーっとするちょーさん。
キラキラの瞳に、
いろんなものを映して、
なにを考えているのでしょう。
小さいけれど、
じっと眺めて何かを考えてような姿を見ていると、
なんだか詩人のように思えてきて、
思いためたことがらが、
いっきに爆発する輝かしい将来を期待してしまいます。
というのはウソなんです。
だって、
ぼーっとするのが終わった時、言うんですもの!
「かえっておかちたべよっか!」
もしくは、
「ぐはんちゅくってね!」
いろんなものへの溢れんばかりの興味と、
食べ物という食べ物への底知れぬ執着。
そのふたつの意識のあいだで揺れ動く、
ちょーさん2歳の春が、
今まさに、
やってこようとしています。
・・・ぷっ。
(2013.03.06 UP)
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