4コマ漫画エッセイ
ママスのお仕事は、
夜明け前に出て夕方帰るとか、
昼ごろに出て深夜に帰るとか、
とっても不規則なものなのですが、
男ならだれもがそわそわしてしまうこの日は、
運悪く、
ちょーさんが起きている間はずっと家にいない日でした。
でもちょーさん!
よかったねぇ~
ママスさんは律儀にも、
家を出る前の少ない時間を惜しまずに、
ぼくたち男ふたりのために、
クッキーを焼いてくれましたよ!
ちょーさんが食べられるように、
チョコレートが一切入っていないクッキー!
しかも、味うすーい!!
しかしながら、
人間の味覚というのは不思議なもので、
ある食べものに、
ちょっとお高い材料とか、
大好きな誰かと一緒にいる空気とか、
とても優しい気持ちとかが入っていたなら、
まるで魔法のかかった調味料のように、
かたちのない、
空気とか、気持ちを、
強く感じ取れるものなのでしょう。
バレンタインに食べる、
とんでもなく味のしない、
プレーンなクッキー。
わたくしパパスは、
そこにはいないけれども感じるママスの心遣いと、
ちょーさんといっしょ!といううれしさで、
冗談ではなく、
ほっぺが落ちそうになりました。
ちょーさん!
つむじの毛がなくたって、
パパスは満たされていますよ!
わーいわーい!
(毛があったほうが満たされるけど)
(2012.02.15 UP)
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