4コマ漫画エッセイ
たいへん遅くなりましたが、
みなさま、あけましておめでとうございます!
2014年も、よろしくお願いいたします!
さて、
今年も新年元旦にお年玉をもらったちょーさんですが、
今年のそれはちょっと特別なのです。
というのも、
2013年もおおいに成長したちょーさんは、
「お金」というものがいかなるものか、
いったい何のためにあるものなのか、
すこしずつ学んできたからなのです。
お店にいって、
食べたいおやつや欲しいおもちゃを、
類にもれず「買って!買って!」というちょーさん。
そのたびに、
「家にいいのがあるじゃないの~」とか、
「今度ね!また今度ねー!」とかいって、
なんとか納得してもらってきたわけですが、
ふり返ってみると言っていました。
「お金ないからちょっと無理だよう」
このフレーズは、
他に数多ある説得文句とは少々性格を異にするものです。
「お金がないから」
ということは、
お金とは何かを手に入れる為に自分から失われる代償であり、
「ない」ということは、
「ある」状態にするために為すべき行為があるということです。
あまりないないと言いすぎると、
ちょーさんがケチな男になってしまいそうなのでそれなりに慎重でしたが、
「お金」についてこの一年、
少しずつ伝えてきたつもりです。
もっていないと、ものを買えないこと。
もっていないと、食べることも飲むこともできないこと。
もっていると、ちょっと安心できること。
そしてそれを得るためには、
人間は家族との時間を犠牲にしてでも働かねばならぬこと。
その結果ちょーさんは今では、
お金がないと買い物ができないことはもちろん、
お金を得るために、
ちょーさんと一緒にいたい気持ちをぐっとこらえて、
大好きなママスさんがお仕事をしていること、
(わ、わたくしもすこしはやっております。。)
それらをちょーさんなりに理解しているようです。
ママスさんが仕事から戻ると、
三回に一回は「おちゅかれさま!」と言えるようになったのが、
何よりの証拠です。
でもちょーさん、
お金があるからといって必ずしも幸せではないこと、
お金のあるなしに関わらずうれしいと思えることがあること、
パパスはそのことを、
あなたにいつか、自分で知ってほしいと思っています。
いや、すでにちょーさんは、
気づいていないことに気づいていないだけで、
もう気づいているのかもしれません。
「ママと、ちょーさんと、とーちゃんとぐはんたべるとおいちいね!」
いつかあなたがなにげなく言ったひとことに、
とーちゃんは何よりもうれしく、心が温まったのを覚えています。
もちろん、
ぐはんがないと美味しいもなにもないけれど、
ぐはんがあっただけでは得られないもの、
それこそがお金では買えないものなのです。
人に偉そうにいえるほど、
立派な訓示は持ち合わせていないわたくしですが、
お金は人類の歴史の中ではとても後発的な要素であり、
それよりもずっと前から、
人々は家族を大切に思い、
家族との時間をうれしく思い、
家族のために身を削ってきたこと、
これは自明なことであります。
ある日突然お金に頼ることができなくなっても、
自分の大切なものが何なのかわからなくなることがないよう、
たのしく暮らしていきたい。
2014年のはじまりに、
自分の知る限りの最高額のお金を、
お金がなんたるかをちょっとわかったような様子で、
お金をお金だと知って受けとったちょーさんを見て、
そう思った次第であります。
ちょーさんにとって、
ママスさんにとって、
わたくしとわたくしの脳天にとって、
家族みんなにとって、
家族の家族みんなにとって、
そして生きている人すべてにとって、
2014年がよい年でありうますように!
追伸
打ち間違えじゃないですよ。
「あります」に「うま」を滑り込ませたナウいギャグです。
・・・・・。
ではおやすみなさい!
(2014.01.08 UP)
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