4コマ漫画エッセイ

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いや~この暑さじゃあ、
ちょーさんがお風呂をイヤと言うのも、
仕方がないのかもしれませんねぇ。
もう、大人もあついのでシャワーだけで済ませているこの頃ですが、
それでもお湯をだすと、
浴室は湿気と熱気でムンムン、
普段でさえ頭から湯気が立ち上ることがあるちょーさんですもの、
お風呂なんて入らない!
というのも、うなずけますねぇ。
それに、
風呂でゆっくりしたい派のママスさんですから、
ちょーさんがわたくしとお風呂に入ることで、
ママスさんにとってもいいリラックスになっているようです。
めでたし、めでたし。


って、
ぅおおぉおぉーーーいっ!!!

やかましいわーい!!
わしをその場しのぎのだしにつかうでないわ!
わしは昆布か!
カツオブシか!!
言いわけするならもっと可愛げのある感じにしろやーい!
プンプン!!

えーここで改めて、
パパスさんにインタビューしてみましょう。

「ちょーさんさんにあのように言いわけのだしにされて、
 どうですか?率直な気持ちをお聞かせください。」

「えへへへ~。
 そのときは、だしだと分かってても、やっぱりうれしいもんなんですわー。
 なんていうか、かわいいでっしゃろ?
 うちのこ、かわいいでっしゃろ???」

親バカをとおりこした、ただのあほう。
でも正直、
あとでどうせ嫌がられることは分かっていても、
その時はちょっとうれしいものなんです。

いつもママスさんびいきのちょーさんが、
ただのダシ用途とはいえわたくしをイメージしたこと、
ということは、
いざわたくしとお風呂にはいったとき、
ちょっとは楽しい思い出が残っているのだろうということ、
そしてなにより、
いろんな種類のことばを自分で組み立てて、
ちゃんとしゃべるようになってきていること、
それらの事柄が、
言いわけに聞き耳を立てるわたくしの表情を、
柔らかくしてくれるのであります。
最近意識しすぎてか、
後ろから聞こえる音はなんだかつむじで聞いているような錯覚があるのですが、
それでも、
ほほを緩ませてくれるのであります。

だがしかーし!!

やっぱりちょーさん、
自分で言ったことなんですから、
パパスが入ろうと言った時の全力拒否はいただけないでしょう。
自分がさっき言ったことを思い出して、
それでもイヤなら仕方ないから、
ちょっとばかりの後ろめたさを表情にまとわせて、
申し訳なさそうに断ったほうがよいと思いますけどね~。

たぶん、
自分がなんて言ったかなんて、
まるきり忘れているのでしょうけれど。
ちょーさん、
ハチャメチャな夏。
もうすぐ、三歳になる夏。
これからさらに猛暑になるようなので、
どうなることやら・・・。

(2013.08.02 UP)

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