4コマ漫画エッセイ
こ、このでっかい立方体が、
毛、じゃなくて、
ケ、ケーキなのか!?
ちょーさーん!!
えー、
人生を楽しくするのは豊かな想像力、
ブロックで遊ぶとその想像力が養われるんだと、
わたくしが勝手に思い込んで、
まだおすわりもできていない頃からちょーさんのそばにあるブロック。
二年以上の歳月のあいだ、
それに慣れ親しんだはずのちょーさんですが、
いまだに作るのは、
とんでもなく長い首だけのキリンか、
とにかく四角くて何の突起物も表現されていないケーキか、
おおよそこの二種類なのであります。
ちょーさん、
もうちょっと、どうにかなりませんかねぇ。
イチゴに見立てて、
赤いブロックをところどころのせてみるとか、
生地とクリームとで、色分けしてみるとか。。
ばっかやろー!
はげでひげの、ばっかやろー!
ちょーさんがブロックを組み上げるようになっただけでも、
大きな進歩じゃねぇか!
見るべきうれしさを見ずに、
足りないものばかりを探してどうする!
そんなことじゃ、
想像力はあってもケチくさい男になっちまうぜ!
ばっかやろー!!
というようなパターンには、
読者の皆様はもう飽き飽きしておられるかもしれないのですが、
実際にわたくしの中のひとりはそれ以上をいつも求めてしまい、
そしてもうひとりはそれを戒め、
目の前の息子の進歩を心からうれしく思っているのであります。
問題は、
どのはげでひげを、
ちょーさんに見せられるかということなのです。
毛ばかりでなく、それ以外も求めまくるはげでひげより、
はげでひげでも、
満面の笑みで喜んでくれるはげでひげのほうが、
よっぽどいいはげでひげに決まってるじゃないの!
(はげひげ言ってすみません)
ちょーさんが生まれてからというもの、
恥ずかしくて未だに自然な笑みをちょーさんに向けられないわたくしですが、
求めるのも満たされるのも親心、
その後のほう、
あふれんばかりの想いを笑顔に表現すべく、
けっこう苦心しているわたくしなのであります。
(なんだか情けないな・・・)
うわー!
ちょーさん、四角いゴツゴツケーキすっごーい!
にっこりーーーっと!!
あ・・・ほっぺがヒクヒクする・・・。
追伸
ブロックが、大きすぎるのもあると思うのです。
飲み込んだりすると危ないのはわかるんですが、
幼児向けブロックは大きすぎて、
大人がやってもゴツゴツのものしかできないんですよね。
三歳の誕生日には、
もうちょっと細かいのをプレゼントしちゃおーっと!
(2013.06.24 UP)
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