4コマ漫画エッセイ
先日「じっとしている時がない」と書いたばかりですが、
ありました、
じーっとしていて、
心配になるくらい静かな時間が・・・。
もう、
言う必要はないでしょう。
そうなんです、
ちょーさんはその時一点においてのみ、
しずけさを取り戻すのです。
人間と言う生き物が想像力をはたらかせるとき、
その実態が想像どおりであるかどうかは、
パーセンテージでは測れない、
すなわち数値化することにあまり意味はないでしょう。
しかしながら、
世の中にひとつだけ、
人間の想像と実態の同一可能性を数値化できる、
しかも8割、いや9割という高い数字でもって担保してくれる、
そんな事象があるのです。
とつぜん、静かになる。
不審に思い、男はその光景を想像する・・・。
そして、確認する・・・。
ハイほじってるー!!
・・・・ゴホン。
その時のどうしようもなく間の抜けた表情に、
彼の将来におけるビジュアル面での不安が頭をよぎりますが、
この時間は神様がくれた、
すてきなプレゼントだとわたくしは思っています。
だって、
確かに普段は静かな時なんてなくて、
ともすればこちらがうんざりしてしまうような時もあるけれど、
ひとたび静かになってみたならばどうでしょう。
冬の木漏れ日に暖められた、
板間の一角。
そこにたたずむ、二体の生き物。
一方は、
純朴な無知に目をかがやかせ、
一方は、
純朴な無知に心をなごませ、
『人生のアルバム』という本が晩年用意されているのならば、
そこに確実に載せられるであろう光景・・・。
神様は、
そんな粋な贈り物を、
わたしたちにくれたのでしょう。
しかし神様は知らないでしょう。
一方の、
ほじる行為の激しさと収得物への執着を!
そして一方の、
常にティッシュ―を構えて暴食をはばまんとする努力を!
ちょーさん、
ほじるのはまあ構わないとして、
食べないで。
ハナクソを、食べないでー!!
(2013.02.15 UP)
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