4コマ漫画エッセイ


風が帽子をもっていったあと、
静かにそれをかぶり直し、
独特の構えで次のいたずらを待つちょーさん。
その格好のおもしろさに、
パパスは腹筋がひきつりそうになるより前に、
けた違いのプリチーさに、
あごが抜けたかと思うほど頬がゆるみましたよーう!

ちょーさんにとって、
何で帽子がとんだのかはたぶんどうでもよくて、
急に帽子がとんでいったことが、
とても面白く思うようで、
おそらく今のちょーさんのツボには、
「急に」という条件があるようです。

寝ていたパパスが急に起き上がるとか、
ゆっくり食べていたパパスが急に麺をすするとか、
運転席のパパスが急に振り返るとか(赤信号でネ)、
何でも「急に」起きたことに、
とってもウケています。
これはわたくしの自慢ですが、
パパスの顔芸で急に表情をいろいろ変えるというものに、
ちょーさんはめちゃくちゃウケてくれます。

はっ。
も、もしや。。
急にわたくしの髪の毛が抜けおちたなら、
ちょーさんはかなりウケるのでは!?
ええ、ウケるでしょう!
パパスも違う意味でウケるでしょうね!

いつになく、
変な想像をそのまま言葉にしてしまいましたが、
それくらいちょーさんがウケてくれるということは、
わたくしにとってうれしいことなのであります。

でもちょーさん、
もしも急に髪の毛が抜け落ちても、
風のいたずらのように二度目はありませんよ。
一度抜けたら、もう元には戻らない。
だからこそ、
朝の枕の髪の毛が、
一本でも少なくあってほしい。
そう願うこのごろです。
(なにこのはなし!?)

(2012.05.29 UP)

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