4コマ漫画エッセイ
近ごろちょーさんが繰り返す、
新種の鳥類の鳴き声のような、
こえっ!こえっ!こえっ!
わたくしパパスによる観察と検証の結果、
その声は、
『 これ 』という言葉のちょーさんバージョンであることが、
かなりの高確率でもって判明したのであります。
ぷぷーっ!
って、パパスさんのあほう!
ウケるだけなら誰にだってできるんでい!
この光景が意味する、
ちょーさんの大きな成長が、わっからねえのかい!
そうなんです。
この光景はちょーさんがただ単純に、
『 これ 』をかわいげに言っているというだけじゃないのです!
そこには、
「こそあど言葉」のうちのひとつである「これ」、
すなわちものごとを指し示す、
いわゆる指示語を使えるようになったという、
言語学上とんでもない進歩があるのです!
(たぶんネ)
だって、
言いたいことやものがあるのだけれど、
名前は分からない、
もしくは名前なんでどうでもいい、
とにかく目の前にあるものを言い表したいときに、
『 これ 』という抽象的な表現で置き換えることで、
意思を伝えようとしているのですから!
このことは、
見逃せないでっかい成長なのです!
まあ、
けっこう遠くにあるものでも、
「あれ」とは言わずに「これ」と言ってますけど、
あるものごとの固有の名前を言うことと、
そうではなく指示語を使って言い表すということは、
全く異なる表現方法なんです!
ちょーさん、すぅ~っげー!!
でもひとつだけ、
いろんな名前をあれこれ覚える前に、
よくそんなアバウトな表現にたどり着けましたねぇ…。
「あれがあれでねぇ、あれなのよ」
のようにものの名前が出てこない大人は結構いますが、
(わたくしも例外ではないです)
出てくるものの名前のストックすらまだないちょーさんの、
「こえっ!」の連発の言わんとするところを理解することは、
至難の業でございます。
その証拠に、今朝の会話をひとつ。
パ:「ちょーさん、くつしたはくからすわってよ~」
ち:「こえ…。こえっ!こえ~っ!!」
(2012.04.27 UP)
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