4コマ漫画エッセイ

だって、
「ちょっとだけ！」なんて、
言われると思ってないんだものー！！

一体どこで覚えたのか、
それともわたくしやママスの言葉をまねたのか、
しっかりと妥協することを覚えてしまったちょーさん。

普段は欲望全開のベイビーなので、
はじめていわれた時は、
そんなに生き急がなくても！
と、ちょっとおもしろかったのですが、
近ごろでは頻繁に、
「ちょっとだけ！」
と言うようになっています。

とりわけ、
テレビを見たいというとき、
甘いお菓子を食べたいというとき、
この二点に集中していて、
どちらもあまり、
幼い子にとってはいいとは言えない刺激なので、
むー、困ったなぁという状態です。

見方を変えれば、
どこまでもあきらめずに追求している、
と言えなくもないのかもしれませんが、
テレビもお菓子も、
度が過ぎるとやっぱりよくないでしょうから、
ほどほどにして違う遊びや食べ物に興味を向けさせようとするのですが、
それらを求めるときの表情を見ていると、
ほんとうに何かに憑りつかれたかのごとく、
それしか見えなくなってしまっている感じなのです。

ごはんをしっかり食べて、
自然な味のおかしをたべて、
ブロックとかお絵かきのような創造的な遊びをして、
それと関係があるかどうかはわかりませんが、
人の心の動きや、
季節のうつろいや、
目には見えないものごとの背景など、
そんな細かなことを捉えられるようになってほしいと、
わたくしは思っているので、
テレビや甘いお菓子にもいいところはあるのでしょうけど、
ちょーさんの視野を狭め、
狂心させてしまうそれらは、
とりあえず今のわたくしにとっては悩みの種なのであります。
まったく遮断してしまうのは、
ちょっと違う気がするけれども、
「ちょっとだけ！」
と叫ぶときのちょーさんの表情を見ていると、
ちょっとよろしくないよなぁ～と思ってしまいます。

そんなに悩むことでもないのかもしれませんが、
ちょっとなぁ～と思うこの頃です。
むーん。。。

追伸
ちなみにちょーさんが一番見たいというテレビは、
以前一度見てからハマってしまった、
「ジュラシックパーク3」です。
いや、アニメとかじゃないのかよ！