4コマ漫画エッセイ
気になるところへ、
どこへでも自分でいって、
ときにはつかまり立って、
見たいもの、触りたいものに、
アプローチをくり返してやまないちょーさんですが、
パパスの調乳風景も、
その例外ではないようです。
というか、
むしろちょーさんにとって、
もっともわかりやすい景色だといえるかもしれません。
パパスがほにゅう瓶を手にとった瞬間から、
「ああ、このおっちゃんのやってることが終わったら、
ボクはミルクにありつけるんだねえ!」
という目をして、
そわそわしているのがよくわかります。
そして近頃では、
そわそわするだけでは飽き足らず、
近寄ってきて、パパスの腕をぐいっとつかんで、
「なにをチンタラやってますねん。はようしておくんなはれ!」
という目をして、
せかすようになっています。
ちょーさん、
せかすのはいいですけど、
腕をつかんだら、
ますますミルクが遅くなりますぜ。
4コマ目で、
なかなかうまい具合に雰囲気がでていると思うのですが、
つかまり立ちをして、
何かをみつめているその後ろ姿に、
どこか哀愁を感じとってしまうのはパパスだけでしょうか。
なぜなのかはよくわかりませんが、
一通り人生のイベントをこなし終えて、
おちつきはらった目で世の中を見る、
まるで壮年のおじさんのような、
そんな雰囲気を感じるのです。
それとも無知の知とはよく言ったものだと、
純粋無垢であるがゆえのパワーを、
そう感じているのでしょうか。
もしくは、
パパスが変なおじさんだから、
なのでしょうか。
たぶん、後者ですね!
(もちろんただただかわいい後ろ姿なのですけれど)
(2011.06.01 UP)
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