4コマ漫画エッセイ

ちょーさん、ついに、やりました！
ひとりでベビーシートに、
しかもカチッとロックするところまで、
座れるようになったのです！！
自動、
というのはおかしいんですけど、
だっこして、すわらせて、ロックして・・・
を担当していた立場からすれば、
さながら全自動なのであります！

その瞬間、
できるなら楽をしたい、
というちっぽけな性分の持ち主であるはげでひげは、
これからはじまる乗車時のフリーダムに、
思わずほほが緩んだのでございます。
ニヤッ。

そして、
パパスはもう慣れましたよ。

ちょーさんが何かをできるようになっていく度に、
パパスの腕にかかる重たさやぬくもりが、
だんだんと遠くへいってしまうことに。

今回の動作ひとつをとってみても、
しんどいか、ねむたいとき以外は、
もう抱っこして乗せさせてくれないんですから。
元気いっぱいに、
「じーぶんでのるもんー！！」
といって、
その全自動が行われるのです。

うれしくもあり、
寂しくもある、
このフクザツな気持ち。
ちょーさんが生まれてから、
何度感じたことでしょう。

どちらがどうだというわけではなく、
とってもうれしくて、
とっても寂しいのです。

人間という種類の動物が、
子育てにこれほど時間と手間をかけるのは、
それを感じる心が、
桁違いに敏感だからなのかもしれません。

大きくなってほしいけど、
大きくなってほしくない。

矛盾しているようで、
しかしそれはまるで、
簡単にサヨナラをする私の髪の毛と頭皮の関係をあざわらうかのように、
表裏一体な気持ちなのです。

・・・・しんみり。

ゴホン！
さあゴールデンウィーク後半！
全自動ちょーさんとどこにいこうかしら！
（とりあえず、カレーを食べにいくことだけは決まってます）