4コマ漫画エッセイ
なんだか、
4コマ目のちょーさんの表情オチみたくなってしまいましたが、
とにかく逃さないのです!
いや、逃すこともあるんですけど…
それ以前に、
ほっぺについていることにすら気づいてないときもありますけど…
それに、
ほっぺにつかずに最初から落ちるものはもう、
ばんばん落ちているんですけど…
と、とにかく、
ほっぺについた食べ物で、
しかもちょーさんがそれに気づいた場合ならば、
6割くらいは逃しません!
ものすごく、
どうでもいいことのように思えるかもしれませんが、
ずっとちょーさんを見てきたパパス&ママスにとって、
落ちそうになったごはんを、
スプーンを使って器用にすくいとって、
それを口へ運ぶ、というのは、
かなりハイテクかつハイカラな行為なのです。
ひと仕事終えたちょーさんの表情が、
そんなにたいそうなことでもないはずなのに、
とってもやりきった感に満ちているのは、
興味の器の大半をたべものが占めているであろうちょーさんにとって、
「ああ、おれ、こんな粒さえも許してあげないの。こわ~い!」
というような、
この時期のベイビーにはどんどんおいでやすな、
自己肯定感にあふれているからなのでしょう。
それに引き換え、
もう抜け落ちてしまった毛を見つめ、
戻ることのないものへ、
悲壮感をまとった不許可を示しているわたくしなどは、
ほんとうに学ぶべきなのかもしれません。
床に落ちた米つぶには見向きもしないちょーさんなのに、
抜け落ちた毛をうらめしげに見つめるわたくし。
そんなんじゃなく、
ほっぺにいてくれる米つぶを、
つむじにとどまっていてくれる毛を、
つまり、
今、目の前にあるしあわせを、
しっかりと受け止め、
愛すべきなのかもしれません。
しかも、
6割くらいでいいやという、
ゆる~いスタンスでもって。
ちょーさんが人生のはじめに見せてくれる、
ぴかぴかな自己肯定は、
三十路を前にしたわたくしに、
ふか~い人生論を語ってくれているのです。
(そうなのか!?)
せっかくなので、
例によって一句よんでおきましょう!
・・・・ゴホン。
おさなごの 6割原則 取捨選択
つむじの6割 それはどこ
パパスさんっ!
悲しいからもうやめよう!
うまくもないし、
だただた混乱しか伝わってこないわっ!
えー、
ひとつだけ、
ぜいたくを言わせてもらえるのならば、
せめてしあわせを感じるために向き合うつむじが、
わたくしに容易に見えるようにならないものでしょうか。
後頭部にあるから、非常に見にづらいのです。
おやすみなさい。。
(2012.11.23 UP)
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