4コマ漫画エッセイ
風船が割れるということを、
まだ知らなかったちょーさん。
「なにが」「どうなる」
「だれが」「どうする」のもろもろを、
けっこう分かって自分でも口にするようになっているこの頃ですが、
「風船が」「割れる」ということは、
まだ未体験だったようです。
日々いろんな物事を、
まだ知らない物事を、
身をもって感じて興奮しているちょーさんを見ていると、
「未体験である」ということの価値は、
相当貴重なものなんだなぁと思わされます。
知らないから、知りたくなる。
触ったことがないから、触りたくなる。
食べたことがないから、食べてみたくなる。
まだ経験したことのないものへのワクワクや期待感は、
経験してしまうと失われるものです。
その経験が充実したものであるか否かは別として、
知らなかった時点でのあの羨望は、
その時だけのもの。
まだ30にもなっていないわたくしが言うのも変なのですが、
そんなワクワクをまだまだ持て余しているちょーさんが、
ちょっとうらやましくもあり、
それと同時に、
幼い時期にこそ出来るだけ、
ワクワクを感じてもらいたいと思ったのです。
ワクワクを感じたからどうだという訳ではないのですが、
小さいころに感じたそれにまつわる景色は、
わたくしがそうであるように、
大人になっても色褪せずに残っているものです。
そんな景色を心に持っていることは、
たぶん、
うれしいことです。
結果どうなったかなんて、
後から考えたらいい。
ちょーさん!
めいっぱい、ワクワクしなさいよ!
追伸
わたくしが今感じているワクワクと言えば、
つむじにまだ毛が生えるんじゃないかという希望だけです。
でも、そうなんです。
そう思えるだけで、救われる!
つるっぱげなわけじゃないんだもの!
あ、
ちょーさんの成長にも、
いわずもがな、ワクワクしてます ❤
(2013.04.12 UP)
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