4コマ漫画エッセイ

com-483

ちょ、ちょーさん!!
そっちの世界へ行くにはちょっと早すぎるわよ!
まだ、
かわゆいおとこの子でいてよー!!

と、
思わず叫びたくなるような、
最近のちょーさんの一人称。
おそらくママスの「あたし」を真似てのものなのでしょうけど、
100パーセント、男です!
というような、
男っぽい顔ではないちょーさんだけに、
ちいさいのにリアルオネエに見えて仕方ありません。

なぜ、
パパスの使う「おれ」や「ぼく」でないのかは謎ですが、
実際のところちょーさん、
日本語には、
というか世界の結構多くの国では、
いわゆる男のことば、女のことばというものがあって、
今ちょーさんが自分を呼んでいる「あたし」ということばは、
どうやら女性的なことばみたいですよ。
そして、
男がそれを使うと多くの場合は、
世間では「オネエ」や「オカマ」といって、
おもしろい存在になるのです。

ちょーさんの持って生まれた生理的な「性」と、
成長の先に到達しうる後天的な「性」の話に関しては、
今に限ったことではなく、
けっこう考える機会があったのですけど、
比較的おおらかな社会に思える日本だし、
基本的にはどうなっても、
とりあえず元気で生きてりゃいいや!
と思ってきたわたくしですが、
ただの過渡期のいい間違いが今回であるとしても、
具体的に想像させるような姿を見せられると、
この表現はあまりいいとは思わないのですが、
いわゆる「性同一性障害」であったとき、
親として、
家族として、
どう応対していけばいいのかということは、
イメージしておいてしかるべきことなのではないかと思うのです。

その場合、
ひとつはやはり、
芸能界のような世界では「キャラクター」として好意的に受け止められても、
そうではない世俗的な世界では事情が違うのではないかということで、
慣習や先入観、
はたまた、もの言わぬ大多数の言い分には、
どうやっても抗いがたいという現実があり、
この話題の舞台においても、
それはどっかりと腰をおろしているんじゃないかということです。
そしてもうひとつは、
これだけは確実に担保しておかなければならないと思うのは、
本人がそうだと気づいたときに、
パパスやママスになんの障壁もなく、
とりあえず打ち明けられるような、
そんな家庭環境を作っておこうということです。

前者のことを思うと、
後者の環境に至る過程は容易ではないのかもしれませんが、
それでも家の中だけは、
「その人」が生きる最後の砦として、
ちゃんと存在しておかなければならない、
そう思うのです。

そうは言っても、
実際になるのなら、
なってみないと絶対ということは言えないけれど、
やっぱり、
「とりあえず元気で生きてりゃいい」
というのが、
今のところのわが家のスタンスです。

オネエなのかもしれない雰囲気を見せる年の瀬のちょーさん。
赤ちゃんだから、
いろいろ分からずに言ってるだけよ~
あーちょーウケる~と大笑いするのと同時に、
そうであっても動じずに、
オネエちょーさんとも楽しく暮らせるように、
今から身支度をしておこうと思います。

長くなりましたが、
とりあえず今わかっていることは、
「あたし」と言うちょーさんが、
とっても本当のオネエっぽいということだけです。
ぷっ。

追伸
今年の4コマの更新は、
今回が最終になります。
みなさん、ステキな年末年始を!
また新年にお会いしましょう!
(4日か7日から再開する予定です)

(2012.12.28 UP)

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