4コマ漫画エッセイ

「あ、ちょーさん！ひさしぶり～！！」
「おっ、とっちゃん！うえ～ん！！」
というような、
ドラマチックな再開を想像していたはげでひげの男は、
とにかくへらへらと笑われたのでした。

約5日間、
ちょーさんとママスが家を離れていた間、
わたくしパパスは、
もうとっても、さみしかったです。
ちょーさんに掛かる時間がまるまる浮くと、
なんとまあ暇人になってしまうもので、
やることもないし、
せっかくなので大掃除でもしようかと、
部屋を片付けまくっていたのですが、
普段のぐちゃぐちゃの部屋がきれいになって、
その中にポツンといると、
そこにあるはずなのにないものの存在が、
余計に際立ったのであります。
え、それはつむじの毛かって？
ちっがーう！！
ちょーさんですよ～
ちょーさんとママスさんの存在が、
近くにないということが、際立ったのですよ～
（つむじもちょっと際立ったけど）

思えば、
ちょーさんが生まれてからというもの、
一夜たりとも、
ちょーさんのいない夜はなかったわけで、
そう思うと、
さみしいのも当たり前ですよね。

そんなわけで、
なぜか笑われてしまったわたくしですが、
ちょーさんとママスは無事、
わが家へ帰ってきております！

すこしの間見なかっただけで、
ちょーさんは見違えるほど成長していました。
けっして大げさな話ではなく、
見た目も、
中身も、
またひとつ、大きくなりました。
はげでひげの男には、それがよくわかります。
ちょーさんの、パパスなんですもの！！
（笑われたけど）